皆さん、お久しぶりです。近況がバタバタと変わり、住まいも変わりと忙しい毎日を送っております。どうも、ふーくん塾長です。仕事関係が上手くいっている時ってなぜか交友関係が上手くいかないってことないですか?これの因果関係は永遠の謎だと思っております(笑)
さて、今回のテーマですが「フリーランスナレーターの単価」についてです。
生活をする上で、給料と呼ばれたり報酬と呼ばれるものは無くてはならないものと考えております。しかし、フリーランスというのは基本的には成果報酬になり、どのくらい仕事をすれば生活が出来るのか、かなり不安に思っている方も多いのではないのでしょうか?
この記事を読んでいただければ、市場はどのくらいの単価でやり取りをされていて、自分がどのくらい仕事をして稼げば良いのか、はっきりと分かるようになりますので、最後まで御覧ください。
ナレーターの単価について
ここで詳しくナレーターの単価について話していくのですが、いきなりナレーター1本でやっていくぞ!と思っている方がいるとしたら、一旦立ち止まって落ち着いてください。
結論から言うと、先ずはメインでバイトでも社員でも良いので、安定した給与所得を得ていたり、別の個人事業を軸にしてサブとしてナレーターを始める事を強くおすすめします。
塾長!ナレーターに専念した方が他の事を考えなくて良いし、夢を全力で追いかけた方が成功すると思う!好きを仕事にする為なら少しくらいの生活苦も気にしないよ!
物凄く情熱的で良い考えだと思う。だけど、どんな職種もそうだけどフリーランスになると今日明日これから仕事が果たしてあるのか?というストレスというのは付きまとってくるんだ。少しずつやりたい仕事に移行するという長期的な視点が必要だよ。
前提として、いきなりナレーターで食える人なんて、元々大手声優事務所に所属していて、既に仕事の伝手がある程度固まっている人だと思います。そう言った方は、こんな記事なんて読まないと考えているので、ナレーターを始めたいと悩んでいる方や始めたばかりや実績がなくどうしたら良いかと不安を抱えている方が多いと思います。
今、何か仕事をしているのであれば、絶対にその仕事を今は辞めないでください。
フリーランスでナレーターをやる上での単価にはかなりの幅があり、実体験を基にお話していきます。報酬には種類があり基本的には「文字数」「尺合わせ」「用途(外部CMなど)」この辺りがメインになってくると思います。それぞれ詳しくみていきましょう。
文字数の単価について
ここでは、文字数に関しての単価について話していこうと思います。ナレーターをする上でここの単価が高ければ高い程ダイレクトに報酬が上がっていきます。
では、大体どのくらいのレンジの単価でやり取りされているかと言うと1文字0.5円~6円です。
1文字単価でみると大して変わらないように見えるね。
これだけを見るとどのくらいの報酬になるか分かりにくいよね?でも、これはどのくらいの文字数の依頼が来るものなのかを解説していくよ。
例えば、大体1分間のナレーションをするのに掛かる文字数の目安は300文字~350文字と言われています。例えば、youtubeや漫画アプリ広告のナレーションであれば、大体15秒~30秒くらいなので、それを先ほどの文字数単価に落とし込むと15秒なら「7.5円~90円」30秒なら「15円~180円」となります。
え!?これだけしか貰えないの!?と思ったと方が多いと思います。そうなんです。メインとなるはずの文字数の単価はこんなもんなのです。
安心してください。この例は外部広告にあたるので、口述する「用途(外部CMなど)」のオプション料などが加算されるので、実際にはこの金額にはならないです。
また、e-Learningなどの社内向けオンラインコースなどになってくると文字数が断然多くなってきまして、大体5000文字~15000文字までくらいの範囲で依頼されることが多いです。
そうなってくると、文字数の計算としては5000文字で「2,500円~30,000円」と金額も大分幅が出て来ることが解ってくると思います。ただ、文字数が多くなればなるほど1文字単価の金額が安くなることが通例のようで、5,000文字までは〇円、10,000文字までは〇円など、この辺りをいくらにするかは、周りの人たちの料金形態を見てみると参考になると思います。
また、ランサーズにてパッケージでナレーションを依頼を受ける事が出来まして、5000文字までは何文字でも12,500円やそれ以上10,000文字なら22,000円など正確な文字数ではなくパッケージとして売り出すというのも凄く大切だと思います。
尺合わせについて
さて、メインの料金形態である文字数については、ある程度分かってきたところで、今度はオプション料金の話に移っていこうと思います。
尺合わせという言葉はご存じでしょうか?これは、自分のペースでナレーションをするのではなく、動画素材があり、その動画時間に合わせてナレーションをすることを言います。
理想を言えば、動画素材にタイムコードを振ってもらい、スクリプト(台本)に何秒~何秒まででここまで読むといったプロットが入っていると、かなりナレーションがし易くなります。
しかし、ちゃんとした動画制作会社とかであればタイムコードがあったりするのですが、社内向けの動画や動画制作をメインとしてなく、社員教育や新サービスのCMなどが作りたい会社さんの担当者は、全く動画についての知識が無かったりする場合が多いです。
前章で1分間で300文字~350文字くらいという事も知らずに、1分で500文字読んで欲しいと言った内容になったりし、打ち合わせの際に修正をお願いする事もあります。
また、タイムコードを付けることが出来ないまでも、字幕があるならある程度尺を把握出来たりするので字幕が入るのかと、この絵からここを読んで欲しいなども確認すると良いと思います。
この尺合わせというのは、やってみると分かるのですが、中々難しいです。繰り返し収録すればペースが把握出来るので、自分がどうしたらやり易いのかを把握しておくのも重要になってきます。
さて、気になるオプション料金なのですが、大体1動画2000円~3000円くらいが多いと思います。
慣れない人は何回もリテイク収録することになるかと思うので、思ったより工数が掛かります。この辺りの金額は人それぞれなので、文字単価は安くしておいて、オプション料金を少し上乗せして調整するなんて事も良いマーケティング方法だと思います。
最後に言っていた文字単価を安くしてオプション料金を高くするってなんで良いの?
これは営業方法としての知識なんだけど、メインの料金が安く見えたら見積もりを出してみたくなるよね?問い合わせをしてもらう為にはぱっと見のお得感と言うのも大事なんだよ。
用途(外部CMなど)について
ナレーションにも種類があって、「CMナレーション(ラジオ・テレビ・映画等)」「教材(e-Learning等)」「店内アナウンス」「朗読(オーディオブック等)」ざっと考えるだけでもこれだけあります。前章で話が出て来たと思いますが、CMに関しては用途が異なりオプション料金を取る事が多いです。
これは、その他の場合はナレーター個人の価値によって生まれる仕事に対して、CMはナレーションを使って自社商品を売る為、ナレーターの一定の価値を担保する為に発生する金額と考えています。
また、単純に15秒や30秒だと圧倒的に低価格が実現してしまうため、流石に価格を引き上げる為という考え方もあるかも知れません。
大体CM等に使う場合は3,000円~6,000円くらいのオプション料金を取ります。流入元によって価格を変動したりしている所もあり、大手企業案件や予算に余裕がある場合はもっと取るところもあります。
確かに、オプション料金を設定しておくというのは、大切なことなんだね!
イラストレーターさんとかを見ても、買い叩かれてしまっている話とかあるよね?そうならない為にも、自分の価値を担保することで価格競争にもなりにくい。
まとめ
いかがだったでしょうか?ナレーションの単価がどのくらいでやり取りされているか、解っていただけたと思います。最初の仕事を取り、実績を積み上げなければ仕事がない段階だと、どうしても価格を下げなければならない場面もあります。
その他にも「秒数指定(何秒から何秒までにこれを読み上げる)」「原稿を使ったボイスサンプル」「リテイク回数」「原稿の校閲」「BGM挿入」と言ったオプション料金を設定しているところもあるので、自分が何処まで対応出来るかによっては、かなり単価を引き上げる事が可能になります。
実際にふーくんは動画制作も行えるので、ランサーズ等では動画制作までのパッケージ提供も行っています。このように、類似して展開できそうな技術の習得はかなり有利に働くと思います。
自分の声を武器にしていくためにはどうしたら良いか?を下記の記事にて詳しく解説しています。
最初は副業等で始めていきながら、徐々に本業となれるようにコツコツと尽力する事が、フリーランスナレーターへの近道だと考えていますが、これを読んでどう感じたでしょうか?
皆様のナレーターへの道が、少しでも明るくなる事を願っております。
では、サラダバー!
コメント