失敗しない機材選び
フリーランスで声優を目指したい人(または、現在活動中の人)向けにおすすめの機材をご紹介します。
筆者であるふーくんは19歳の時に声優の専門学校へ入学し、卒業後に舞台やナレーションを15年以上経験しております。
昨年の11月より念願だったナレーターとして独立し、大手会計事務所から業務委託を受け月25万くらい稼げるようになりました。
そこで、これから自宅で収録して活動の幅を拡げたいけど、何から手を付けたら良いかわからないよ!そんな方の為に、順を追って説明していこうと思います。こちらの記事を最後まで見れば、 誰でも迷わずにフリーランスでナレーションやセリフの収録の環境が整います。
宅録に必要な機材
コンデンサーマイク(数千円〜)
マイクスタンド(数千円〜)
マイクケーブル(数千円〜)
ポップガード(数千円〜)
オーディオ・インターフェース(数万円〜)
録音ソフト(無料〜)
ヘッドフォン(数千円〜)
パソコンを持っている前提での話になりますが、パソコン自体も音声の録音くらいであれば、5年以上前の格安パソコンでも問題はないと思います。すべて揃えるといくら掛かってしまうんだろう・・・と不安になってしまうかと思います。
安心してください!今回は価格別のおすすめ機材を紹介していこうと思います。なので、無理をせずにご自身の予算に合わせてご覧になっていただければ幸いです。
予算1~2万円のおすすめ機材
何を優先にするか悩むかと思いますが、マイク→オーディオインターフェース→ヘッドフォンの順番が一番費用を抑えてクオリティ高い録音が出来ると思います。
マイク
最強のコスパを誇るコンデンサーマイクです。本体の重量が300gと軽く音質もクリアでかなり良く、少し音のボリュームが足りない感じはしますが、エントリーモデルとしては申し分ない品質です。ファンタム電源を搭載しているオーディオインターフェースでないと認識しないので、そこは要注意です。
付属品として、ウインドガードと卓上スタンド(これは余裕があれば買い替え推奨)XRケーブルも付いているので、最低限必要な物はマイクに付いてくるのが嬉しいですよね。
オーディオインターフェース
高解像度なハイレゾには対応していないものの、CD音源のクオリティを出してくれるオーディオインターフェースです。ファンタム電源(コンデンサーマイクを使用する為に必要な48Vの電源のこと)も搭載しているので、これ以上コスパの良い物は中々無いです。付属品として無料の録音ソフト「MPC Beats」が付いてくるので、MPM1000Jとこれを買えば、すぐに収録することが可能です。
ヘッドフォン
低価格帯ながら高音質な有線ヘッドホン。オーバーイヤー型のヘッドフォンで、耳を覆うように装着するタイプです。密閉性と遮音性が高く、音漏れしにくい仕様です。BGMに乗せてナレーションの際に、ヘッドフォンから音が漏れてマイクに音楽まで録音してしまう失敗を防いでくれます。
上記の商品を購入したとしても、
MPM1000J+M-TRACK SOLO+ATH-AVC200=12,119円(税込)!!!
こちらが最低限のナレーションで揃えないといけない機材です。最初に考えていた金額より大分低価格帯でまとまっているのではないでしょうか?
こちらにまとめてリンクを貼っておきます。
MPM-1000J マランツ コンデンサーマイクロホン marantz PROFESSIONAL
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予算6万円前後のおすすめ機材
マイク
放送局向けのマイク「BP40」を継承しており、ナレーションなどに最適な作りになっています。指向性が強く最初は収録毎に音量のばらつきが生まれる可能性もあります。ただ、その分余計な音を拾いにくい性質を持っているので、宅録にはかなり向いているマイクです。
また、純正のマイクアームが付いているので、パソコンデスクに装着することが可能です。マイクスタンドは自分で選びたいという方はこちら↓
オーディオインターフェース
優れたアナログサウンドを実現するESS Sabre32 Ultra™DACテクノロジーや、数十万円クラスのオーディオインターフェースで使用されているコンバーターテクノロジーを惜しみなく採用されております。と言っても、あまり良く分からないと思いますが、この価格帯でこの音質は他にはない!と断言できるレベル。ループバック機能も搭載しているので、録音時に返しとしてヘッドフォンに自分の声を聴く事が可能で、自分がどんな声で収録しているのかを確認しながら収録が出来ます。収録ソフト「 Cubasis LE」も付属しているので、すぐに収録が可能です。
ヘッドフォン
強磁力φ40mmCCAWボイスコイルドライバーを搭載しており、フラットな特性で広帯域再生を実現する高音質モニターヘッドホンです。ナレーションには音楽用とは違い、音をフラットに聴かないといけません。遮音性を高める楕円形状のイヤカップを採用し長時間使用でも快適なモニタリングが可能です。
AT2040+MOTU M2+ATH-M20x=61,260円(税込)
ちょっと足が出てしまいました(笑)しかし、マイクのスタンドを格安な物に置き換えれば5万以内に収めることも可能です。冒頭でマイクにお金を掛けた方が良いと宣言しておりましたが、この価格帯であればハイレゾ録音が可能なオーディオインターフェースというメリットを優先しました。音質に関しては聴き比べていただけると分かるかと思いますが、CD音質とハイレゾ音質は音色が全然違います。繊細な声を収音する必要があるナレーションにはかなりコスパの良いセットになったかと思います。
下にこの価格帯の機材をまとめて置いておきます。
予算6万円以上出せる方のおすすめ機材
マイク
コンデンサマイクの王道と呼ばれるマイクで、ふーくんもこれを常用しております。ショックマウントもついているのでマイク自体が揺れて壊れる等もなく、現在7年使用していても不具合は一切ありません。極めて低いセルフノイズ、ワイドなダイナミックレンジ、高耐入力が可能で、迷ったら取り敢えずこれを買っておけと言いたい一品です。
オーディオインターフェース
ふーくんは現在こちらを現役で使用しております。以前はUA-55を利用しておりましたが、音質改善の為、マイクかIFを変えようと店員さんに尋ねたところ、断然違いが出るのはIFだという事でした。
これ以上の品質を求めるとなると、本当に20万~とかスタジオに置いてある機材になってしまいます(笑)宅録ではそこまではしなくても良いと思います。
ヘッドフォン
1989年に発売を開始してから、現代までロングセラーになっているヘッドフォンの定番中の定番、大体の収録スタジオにはこれが置いてあるかと思います。その為、依頼者から機材を聞かれた時に、誰でも分かってくれるというネームバリューがあります。ふーくんが使っているのもこちらとなります。ただ、ハイレゾ音質には対応していないという事もあるので、音質重視!の人は更に上位のSONY MDR-M1ST ソニー スタジオモニター ヘッドホンを視野に入れると良いかも知れません。
AT4040+Rubix24+MDR-CD900ST=86,485円(税込)
ここまでの機材を揃えたら、宅録依頼で機材を聞かれても問題ないレベルのセットです。一気に揃えるのは金額的に辛いなぁと感じてしまう方もいるかと思うので、3~5万予算の機材を揃えてみて、少しずつステップアップするのもありです。ただ、買い替える程の性能差があるかはご自身で実店舗にて体験してみた方が良いです。
audio-technica AT4040 + AT8700J【送料無料】
ROLAND Rubix24 USB AUDIO INTERFACE オーディオインターフェイス
SONY ( ソニー ) MDR-CD900ST ◆ プロフェッショナルスタジオモニターヘッドホン MONITOR HEADPHONES
まとめ
いかがだったでしょうか?「依頼があるか分からないから中々宅録ナレーションに踏み込めない!」と言った不安も、予算別で揃える機材を見ると、今の自分がどれを買えば良いか迷わないと思います。ただ、これはふーくんの個人的な意見で、機材には好みがあって「俺はこっちのが良いと思う!」等、実際に機材に触れて感じることもあります。なので、一度大型の電気屋さんに足を運んでみて、自分が納得出来る機材を揃える事で、モチベーションも上がるので、是非やってみてください!
機材を揃えた後、どうやって声優の勉強をすれば良いかについて、下記の記事にまとめてみましたので、併せて読んでみると役立つかも知れません。
それではみなさん!サラダバー!
コメント
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